9試合ぶり先発出場の宇佐美が1G1A
現地時間23日、ドイツ・ブンデスリーガ2部第24節が行われ、元日本代表MF宇佐美貴史が所属するフォルトゥナ・デュッセルドルフはレーゲンスブルクとアウェーで対戦した。
前節、華麗なトラップから美しいゴールを決めた宇佐美貴史は、実に9試合ぶりとなる先発出場のチャンスをつかむ。すると12分、、ベニト・ラマンのゴールを絶妙クロスでアシスト。
さらにはその2分後にフロリアン・ノイハウスのスルーパスに抜け出して、ループシュートでゴール。
宇佐美の1ゴール1アシストの活躍あって、前半だけで3点リードとしたデュッセルドルフだったが、その後レーゲンスブルクに4失点を喰らってまさかの大逆転負けを喫してしまった。
それでも、今シーズン初となる2試合連続ゴールをマークした宇佐美に地元メディアは高い評価を与えている。
デュッセルドルフの地元紙『Westdeutsche Zeitung』は5段階評価の内「2」という高い点数(ドイツでは数字が低い方が良い)をつけて、このように寸評。
「タカシウサミは、そのポテンシャルがどれほどのものなのか、まざまざと見せつけてくれた。彼と対峙したマルセル・ホフラートは開始20分あまりで交代させられてしまったのだから…。2ゴールに絡んだ後の決定機逸は残念だったが、そうはいっても今日のフォルトゥナ・デュッセルドルフの選手の中ではベストだったといえよう。」
加えてドイツサッカー専門メディア『KICKER』も手放しで称賛。
「2点目となったラマンへのアシストはすさまじかった。ぐんぐんと球足が伸びると、ラマンにピッタリ合った。ゴールシーンも非常に冷静で、鮮烈なパフォーマンスを発揮した」
チームは敗戦ということで、今節もヒーローになり損ねてしまった宇佐美だが、デュッセルドルフの中では紛れもなくベストプレイヤーだった。各メディアの評価、そして今シーズン初となる先発フル出場という結果が、それを物語っている。
ここにきて調子を上げつつある宇佐美、負傷離脱中の原口元気とのコンビネーションにも注目だ。