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最新FIFAランキングをフライング発表!ドイツが2年ぶりに首位返り咲きか

・ドイツが2年ぶりに首位返り咲き

ドイツの優勝で幕を閉じたコンフェレデレーションズカップだが、同大会の成績が反映されたFIFA世界ランキングがまもなく発表される。

最近はFIFAの正式発表を待たずして、世界各国のメディアがより早く結果を発表するために独自でポイントの集計を行い公表するのが主流になってきているが、今回も例によって6日に発表予定のランキングが既に公開されている。同ランキングで、ドイツがブラジル、アルゼンチンを交わして首位に躍り出たようだ。

 

ワールドカップ覇者としてコンフェレデレーションズカップに挑んだドイツ代表は、決勝戦で南米王者のチリを破り、事実上の2軍で同大会を制覇した。ただ優勝しただけでなく、「無敗優勝」であったこともあってポイントが大幅にアップしたようだ。

この結果、6日に発表予定の世界ランキングでは、首位のブラジル、2位のアルゼンチンをごぼう抜きして3位だったドイツが首位に浮上する。ドイツが首位に立つのは2015年6月以来のことで、実に2年1か月ぶりのこととなる。

 

・準優勝チリはなぜランクダウン?

さらに、欧州王者としてコンフェレデレーションズカップに参戦し、3位に輝いたポルトガルも一気にポイントを積み上げて8位から4位にジャンプアップ。ポルトガルは、準決勝でチリに唯一敗れたものの、PK戦による敗戦だったため「黒星」にカウントされない。したがって、ポイント集計上は3勝2分けの無傷ということだ。

 

準優勝のチリはと言うと、PK戦の勝利を除けばグループリーグのカメルーン戦以外で勝利をしていない。格下のオーストラリアと引き分けたことが響いて、逆に順位を4位から7位へ落としてしまった格好だ。

 

一方アジアのランキングは、依然としてイランがトップをひた走っており、今回も前回から7つ順位を上げて23位に浮上した。これに続くのは、コンフェレデレーションズカップでチリとドローを演じたオーストラリアの44位。続く45位に日本となっている。

 

5位以降のトップ10はスイス、ポーランド、チリ、コロンビア、フランス、ベルギーと続く。ワールドカップ予選でフランスを退ける等躍進が続くスウェーデンは34位から18位にジャンプアップし、上位陣では最も順位を上げた。

上位10か国に名前のない強豪国では、スペインが11位、イタリアが12位、イングランドが13位、クロアチアが15位、メキシコが16位、ウルグアイが17位となっている。一時トップ10入りを果たし話題となったウェールズは20位まで順位を下げた。

コンフェレデレーションズカップ決勝戦の結果は…?世界王者VS南米王者

・世界王者VS南米王者
ロシアで開催されているコンフェレデレーションズカップは2日決勝戦が行われ、ドイツ代表とチリ代表が対戦した。ワールドカップチャンピオンのドイツと、コパアメリカチャンピオンのチリの初優勝をかけた一戦は、アレクシス・サンチェスやアルトゥーロ・ビダルといったビッグネームを引っ提げたチリが試合序盤から猛威を振るう。

まずは開始2分、アランギスがペナルティエリア左に抜け出すもこれはリュディガーのブロックにあう。このこぼれ球にビダルがダイレクトシュートで合わせるが、今度はドイツ守護神のテア・シュテーゲンのビッグセーブに阻まれる。

チリはその後も電光石火のごとくアレクシス・サンチェス、エドゥアルド・バルガスらがドイツゴールを脅かすも、なかなか先制ゴールが奪えない。

圧倒的にゲームを支配していたチリだったが、一つの凡ミスで試合の流れを一変させてしまう。最終ラインでボールをキープしていたマルセロ・ディアスがティモ・ヴェルナーにボールを奪われ、そのままエリア内へ侵入を許す。最後はGKブラボの目の前でフリーだったシュティンドルに横パスを出され、これを無人のゴールに決められてしまい、ドイツに値千金の先制ゴールを奪われた。

ドイツにとっては、序盤のチリの猛攻に忍耐強く耐え忍んだあとのファーストチャンスだっただけに、精神的にもあまりに大きすぎる先制ゴールとなった。その後ドイツも気持ちに余裕が生まれたのか、ゴレツカ、シュティンドル、ドラクスラー、ヴェルナーらがチリゴールに迫る。しかし前半のうちに追加点は奪えなかった。

後半に入ると、やはりチリが試合の主導権を握り返し、試合終盤にバルガス、サンチェス、ビダルらにたびたび決定機が訪れる。しかし、テアシュテーゲンの好セーブもあってなかなか同点ゴールを奪うことができない。試合終了間際のアレクシス・サンチェスの枠を捉えたフリーキックも、テアシュテーゲンに弾きだされてしまった。

終盤は完全にドイツが防戦一方の展開となったが、最後まで失点を許さなかった。結果、ドイツがチリに1-0と勝利し、コンフェレデレーションズカップ初優勝に輝いた。ドイツは今大会若手主体のチーム編成だったにもかかわらず、ワールドカップ王者の貫録、選手層の厚さを見せつけた格好だ。今回の「2軍ドイツ」の躍進は、他の強豪国に少なくない脅威を与えることになっただろう。

勝敗の鍵は「スタミナ」?コンフェデレーションズカップを制覇するのはチリかドイツか

・明日コンフェデレーションズカップ決勝戦
ロシアで開催中のコンフェデレーションズカップは明日決勝戦を迎える。勝ち残ったのは南米王者のチリとワールドカップ王者のドイツ。決勝戦の前に、両者の今大会の歩み、決勝戦の見どころをおさらいしてみよう。

まずはチリ。今大会ホルヘ・バルディビアこそ不在だが、アタッカーにエドゥアルド・バルガス、アレクシス・サンチェス、中盤にアルトゥーロ・ビダル、アランギス、最終ラインにはギャリー・メデル、ハラ、守護神にクラウディオ・ブラボとベストメンバーを揃えた今大会のチリ。昨年のコパの決勝アルゼンチン戦と同じように、準決勝ではヨーロッパ王者のポルトガルを相手にPK戦で堂々勝利した。

ただ、過密日程でここまで選手の入れ替えもほとんどできていないチリは、試合を積むごとに疲労の色が顕著に出ている。主力選手の平均年齢が高齢になってきていることも相まっているだろう。グループリーグ最終戦のオーストラリア戦でも、チームの真骨頂であったはずのハードワークの部分であからさまに相手に引けを取っていた。

決勝戦でどれだけの力が残っているのかは未知数だが、オーストラリア戦のような試合の入り方をすると、間違いなくドイツの餌食になるだろう。

今大会、ワールドカップの優勝メンバーであるエジルやミュラー、クロース、ノイアーといった主力を一切招集せず、若手育成、新戦力発掘に重点をおいたドイツ。

それでも、ベルナー、ゴレツカといった新戦力の躍動で決勝戦まで勝ち進んできた。レーブ監督はメンバー構成も試合毎に細かく変え、疲労もチームで分散させ、盤石の戦いぶりでここまで来た。誰が試合に出ても一定のレベルを損なうことなく、訪れたチャンスを確実にものにする。これで事実上2.5軍というのだから、本当に恐ろしい。チームキャプテンを務めるパリ・サンジェルマンのユリアン・ドラクスラー自身も、「正直ここまで勝ち上がれるとは思ていなかった」と語るほどだ。

決勝戦は、テクニックのドイツ、ハードワークのチリといった構図になるが、チリがどれだけハードワークできるか、スタミナが残っているかによって試合の展開は大きく変わるだろう。グループリーグでは1-1の痛み分けに終わった両者だが、はたしてどちらのチームに軍配が上がるのか。どちらが勝利しても、同大会初優勝となる。

ドイツとメキシコの準決勝は一方的な展開に…ゴレツカが大活躍

・ドイツ対メキシコの一戦は一方的な展開に
ロシアで開催中のコンフェレデレーションズカップは29日準決勝の第二試合が行われ、ワールドカップ王者のドイツと北中米カリブ海王者のメキシコが決勝への切符をかけて激突した。

今大会は完全に「新戦力発掘」に重きを置いて、エジルやクロース、ミュラー、ノイアーといったレギュラー選手を帯同させず、若手主体で挑んでいるレーブドイツ。それでも個々の能力の高さ、組織力は圧倒的で、北中米カリブ海王者との一戦でもいきなり力の差を見せつける格好となった。

まずは前半5分、ヘンリヒスの右からの折り返しにゴレツカがワンタッチで巧みにゴール左隅へ流し込む。さらに7分、再びゴレツカが今度はスルーパスに抜け出してオチョアとの一対一を制する。シャルケの逸材ゴレツカの電光石火の活躍で、早くもドイツが2-0とした。

10分経たずして2点ビハインドと、大きく出ばなをくじかれたメキシコだが、ゴールマウスへのシュートはことごとく相手守護神テア・シュテーゲンに阻まれる。
後半からはよりギアを上げて積極的に攻勢に出たメキシコだったが、逆に足元をすくわれてしまう。58分左サイドを完全に突破したヘクターのラストパスに、エリア内でフリーでいたベルナーが難なくゴールに蹴り込んで3点目。

メキシコは89分にファビアンの目の覚めるような長距離弾丸シュートで一矢報いるも、ドイツは試合終了間際に交代出場のユネスがだめ押しとなる4点目を決めて、結果4-1でメキシコを粉砕した。

・「グループリーグのときとは一味違う」
この日2得点を決めてマンオブザマッチに輝いたゴレツカは、「チームを勝たせることができて本当にうれしい。ただ、これはまだ準決勝に過ぎない。本当に目標にしているのは優勝だ。チリとはグループリーグでも対戦したが、その時は今回ほど強さを証明できなかった。決勝戦では前と一味違うというところを見せたいね。」と、早くも南米王者が待つ決勝戦に照準を合わせているようだ。

レーブ監督は、「この日メキシコは多くのチャンスを作り出し、我々はハードワークする必要があった。シュテーゲンが好セーブを何度も見せてくれたが、試合を通して難しいものだったよ。」と満足げな表情で振り返るも、メキシコが難しい相手だったということを強調した。

さて、ドイツは決勝戦サンクトペテルブルクでチリと対戦する。どちらが勝っても初優勝となる両者の一戦、世界中の注目が集まる。

このままだと南アフリカの二の舞に…?ロシアは本大会で輝くことができるのか

・ロシアは南アフリカの二の舞に…?
2010年の南アフリカワールドカップで、ホスト国の南アフリカはフランスに勝利し、メキシコからも勝ち点を奪うなど大健闘を見せたものの、グループリーグを突破することはできなかった。2大会前の話とは言え、サッカーファンの間ではまだまだ記憶に新しい出来事だろう。当時、大会の歴史上はじめてホスト国がグループリーグ敗退に終わったということでも話題となった。

2018年ワールドカップの開催国であるロシアだが、そんな南アフリカの二の舞になるかもしれないという声が国民から挙がっているようだ。

現在、ワールドカップのプレ大会であるコンフェレデレーションズカップがロシアで開催されているが、ホスト国はグループリーグで1勝2敗の成績に終わり、早々に敗退してしまった。勝利したのは、格下であるニュージーランドとの試合のみで、ワールドカップの決勝トーナメント常連国であるポルトガルやメキシコには力の差をまざまざと見せつけられてしまった。

・ロシアリーグは3チームの内輪による争い
スペイン紙「マルカ」によると、現役時代ロシアのスパルタク・モスクワで活躍したエフゲニー・ロフチェフが今の代表に危機感を抱いていると報道している。加えて同紙は、エフゲニー・ロフチェフが国内リーグのレベルについても、「我々の国のサッカーリーグは非常にクオリティが低い。毎年ゼニト、CSKAモスクワ、スパルタク・モスクワの内輪でタイトルを争い、選手個人の成長もほとんど見込めない。それに、他のヨーロッパの国のスカウティングは誰もロシアの選手を欲しがろうとしない」と言及したという。

事実、コンフェレデレーションズカップに出場したロシア代表の顔ぶれを見てみても、全員がロシアリーグでプレーしている選手だ。唯一といっていい国外リーグのプレイヤーで、ドイツ代表の経験者でもあるロマン・ノイシュテッターも今回はメンバーに入っていない。

加えてロフチェフは、「我々は来年の大会にあまり大きな期待を寄せるべきではないだろう。期待するべきことはたった一つ。プレイヤー一人ひとりが誇りを持ってワールドカップの試合に臨むということだけだ」と語っており、母国の躍進にほとんど期待をしていない様子だ。

来年のワールドカップ開催に暗いムードが漂いつつあるロシアだが、チームは良い意味で国民の期待を裏切ることができるだろうか?残り1年でどこまでチームを高いレベルへ持っていくことができるか、スタニスラフ・チェルチェソフの手腕に期待しよう。

南米王者チリとヨーロッパ王者ポルトガルの対決はPK戦までもつれこむ死闘に

・チリとポルトガルによるビッグマッチは死闘に
ロシアで開催中のコンフェレデレーションズカップは28日準決勝が行われ、南米王者のチリとヨーロッパ王者のポルトガルが激突した。今大会最大のビッグマッチとなったこの一戦、南米覇者のチリがポルトガルにPK戦の末勝利し、初のファイナル進出を果たした。

チリは、マンチェスター・シティの守護神クラウディオ・ブラボがビッグセーブを連発し、この試合マンオブザマッチに輝いた。特に、0-0で突入したPK戦では、スタートから3人連続でストップし、チームに勝利をもたらした。

3人目のキッカーであるナニのペナルティキックをセーブし、勝利が決まった後、ブラボはチーム全員から胴上げされた一方、頂点への夢が断たれたポルトガル代表のエース、クリスチアーノ・ロナウドは茫然としたままピッチを後にした。試合後の両者の表情、チームの様子はこれでもかと言うくらい対照的なものだった。

・ビッグチャンスを逸したチリだが最後に報われる
この試合、両チームのゴールキーパーのビッグセーブで口火を切った。前半5分にチリのストライカー、エドゥアルド・バルガスがアレクシス・サンチェスのスルーパスに抜け出してキーパーと一対一でシュート。しかしこれをルイパトリシオが身体を投げ出してブロック。その2分後、今度はチリのブラボがこれまた身体を投げ出してアンドレ・シウバの一対一でのボレーシュートをブロック。

派手な立ち上がりとなったゲームだが、この後は両者決定機を作ることができず前半を折り返す。後半はクリスチアーノ・ロナウドのフリーキックやビダルのミドルシュートを含む数多くの見せ場があったものの、両者1点を決めることができない。
90分では決着がつかず、延長戦へ突入し、試合終了間際にチリにビッグチャンスが到来するが、無情にも2本のシュートが立て続けにゴールの枠を叩いてやはりゴールとはならない。120分でも決着がつかず、試合はPK戦へ。

アルトゥーロ・ビダルのキックで始まったPK戦。チリはビダル、アランギス、サンチェスの最初の3人全員が成功。一方ポルトガルはリカルド・クアレスマ、ジョアン・モウチーニョ、ナニのシュートがすべてブラボに阻まれて、0-3で呆気なく敗れてしまった。クリスチアーノ・ロナウドに順番が回ることなく終わったPK戦、ブラボの驚異的な活躍でチリが制した。

チリは7月2日の決勝戦で、もう一つの準決勝メキシコ×ドイツの勝者と相まみえる。

欧州王者ドイツ対アフリカ王者カメルーンの一戦は一方的な展開に

・ドイツ相手に勝利が絶対条件のカメルーン
コンフェレデレーションズカップは25日、グループBの最終節が行われ、ヨーロッパ王者のドイツとアフリカ王者のカメルーンが激突した。

ここまでの2試合で勝ち点4を積み上げたドイツは、この試合ドローでも決勝トーナメントへ進出。一方勝ち点1のカメルーンはグループリーグ突破に向けて勝利が絶対条件となる。

ドイツは3日前のチリ戦から先発メンバーを4人変更し、ケレム・デミルバイ、ティモ・ベルナー、マルビン・プラッテンハルト、アントニオ・リュディガー等が名を連ねた。カメルーンは、相変わらずメンバーが固定されており、これまでの2試合と同じイレブンをピッチに送り出す。

グループ突破に向けて是が非でも先取点が欲しいカメルーンは、序盤こそ持ち前の身体能力でドイツゴールを脅かすも、次第にゲームに慣れてきたドイツが主導権を握りはじめる。
前半20分、キャプテンマークをつけるユリアン・ドラクスラーのパスを受けたエ
ムレ・ジャンが右足を振りぬくも、惜しくもゴールマウスを捉えられず。その3分後には、プラッテンハルトが上げた左からのクロスにジョシュア・キミッヒが頭で合わせるが、これもわずかにゴール右にそれる。

スコアレスで迎えた後半だったが、開始早々にドイツが先制ゴールを奪う。3分、ドラクスラーの巧みな股抜きパスを受けた10番のデミルバイが、ペナルテイエリア手前から豪快に右足シュート。これがゴール右隅に決まった。

さらにカメルーンに追い打ち。後半17分のエルネスト・マブカの危険なファールがビデオ・アシスタント・レフェリーの対象となり、この判定によってレッドカードを受け退場となった。
その後も試合巧者のドイツはギアを緩めることなく攻め続け、ベルナーが追加点を奪う。33分にはカメルーンエースのアブバカルに1点を返されるも、その3分後にまたしてもベルナーがゴールを奪って再びリードを広げる。

試合はこのままタイムアップし、ドイツがカメルーン相手に3-1と勝利した。尚、この日2得点を挙げる活躍を見せたティモ・ベルナーがマンオブザマッチに輝いた。

この結果、ドイツがグループリーグ首位で決勝トーナメント進出、カメルーンは勝ち点1で最下位となってしまった。ドイツは準決勝でグループA2位の北中米カリブ海王者メキシコと対戦する。

グループ突破をかけた一戦は熱い展開に 南米王者チリ×アジア王者オーズトラリア

・2点差以上の勝利が絶対条件のオーストラリア
25日、ロシアで開催中のコンフェデレーションズカップは、グループBの最終節を行った。この日は、南米王者のチリと、アジア王者のオーストラリアがグループリーグ突破をかけて激突。

2試合を終えて勝ち点4を積み上げているチリは、この試合引き分けでも決勝トーナメントへ進出できるが、一方のオーストラリアは勝ち点2しか積み上げていないため、トーナメント進出に向けて勝利が絶対条件となる。
さらに、オーズトラリアが勝利したとしても、それが1点差であれば得失点差でチリを下回るため、同時刻で行われているドイツ対カメルーンの試合でカメルーンがドイツを下さなければならない。

つまり、オーストラリアが文句なしで決勝トーナメントへ進出するためには「2点差以上の勝利」が必須という状況だ。

2点差勝利へ向けて、是が非でも先制ゴールを奪いたいオーストラリアは、試合開始直後からこの日初先発となったティム・ケーヒルを中心に前線からハイプレスをしかける。
それでも巧みにいなすチリは、アレクシス・サンチェス、エドゥアルド・バルガス中心に決定機を作りオーストラリアゴールを脅かす。しかしなかなか得点は生まれない。

すると41分、オーストラリアのハードワークが実を結ぶ。チリのパスミスを突いたオーストラリアは、ショートカウンターでペナルテイエリア前で行き、アーヴァインのシュートのこぼれ球をトロイージが冷静にループシュート。これがブラボの頭上を越えてゴールイン。前半はオーストラリアが千載一遇のチャンスをものにして1-0で折り返す。

0-1の敗戦でも決勝トーナメントへの進出が決まるチリだが、果敢にオーストラリアゴールへ迫る。すると66分、後半開始から交代出場したロドリゲスが混戦から上手く抜け出して同点ゴールを奪う。

その後も同点に追いついたチリがゲームを優位に進めるも、これ以上の得点を決めることはできず、結果1-1でタイムアップとなった。これにより、チリが勝ち点5でグループ2位となり決勝トーナメントへ進出。オーストラリアは勝ち点2としグループリーグ敗退となった。

オーストラリアは、この試合敗れはしたものの南米王者と対等に戦った。また、今大会で得られた経験ははかりしれないものだろう。8月31日のワールドカップ予選では、今日見せたハードワークで日本に猛威を振るってくることは間違いない。

首位通過を狙うポルトガルがニュージーランドと激突 ロナウド、クアレスマ等先発

・欧州王者×オセアニア王者の一戦
ロシアで開催中のコンフェレデレーションズカップは24日、グループAの最終節が行われ、グループ2位のポルトガルと最下位のニュージーランドが対戦した。

この試合引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まるも、首位のメキシコをかわして1位突破を狙うポルトガルと、2連敗ですでに敗退が決定しているニュージーランドの対戦。
試合序盤は、前節のメキシコ戦に続いて積極的にゲームに入ったニュージーランドがポゼッションでポルトガルを上回る。しかし、時間が経つにつれ次第にポルトガルがサイドを中心にニュージーランド陣内へ攻め込み始め、22分に最初の見せ場が訪れる。
右サイドのクロスにエースのクリスチアーノ・ロナウドが頭で合わせるが、強烈なシュートはクロスバーにはじき返された。それでも32分、ポルトガルが左コーナーキックでエリア内のダニーロ・ペレイラが相手に倒され、ペナルティキックを獲得。これを今度こそクリスチアーノ・ロナウドがきっちりゴールマウスへ沈めて1-0とする。

追加点はすぐに生まれる。5分後、エリゼウの左サイドからのマイナスの折り返しに、ベルナルド・シルヴァが左足で合わせて2-0。
ポルトガルは、後半から負傷したベルナルド・シルヴァに替えてピッツィをピッチに送る。

なんとか一点差に詰め寄りたいニュージーランドは、58分、トマス・ドイルがペナルテイエリア左から速いグラウンダー性のクロスを送ると、これにクリス・ウッドがスライディングしながら合わせる。しかし、この決定機はポルトガルの守護神ルイ・パトリシオのビッグセーブに阻まれた。

ポルトガルは、67分にクリスチアーノ・ロナウドを早めに下げ、ナニを投入。79分には、アンドレ・シルヴァが中央からドリブルで持ち上がり、そのまま右足シュートをゴール左上隅に突き刺し3-0。
さらには後半アディショナルタイム、交代出場のナニが試合を決定づけるダメ押しゴールを奪い4-0とし勝負あり。

結果、ニュージーランドは三連敗でグループ最下位、ポルトガルは、得失点差でメキシコを交わして首位で決勝トーナメントに進出した。
尚、この試合でマンオブザマッチに選出されたクリスチアーノ・ロナウドは、グループリーグ全試合でマンオブザマッチに輝く大活躍。

準決勝では、グループB2位のチームと相まみえる。

開催国ロシアがグループ突破をかけてチチャリート等有するメキシコと激突!

・勝てば突破が決まるロシア
24日、コンフェレデレーションズカップのグループリーグ最終節が行われ、開催国ロシアと北中米カリブ海王者メキシコが対戦した。

勝ち点4で首位に立つ北米王者は、この試合ドローでも決勝トーナメント進出が決定。一方ホスト国ロシアは1勝1敗の3位で、グループ突破するためにはこの試合勝利しなければならない。

そんな両者による対戦、前半15分最初の見せ場が訪れる。

ロシアのフョードル・スモロフがペナルティエリア内で相手に倒される。一時プレーは流されたものの、プレーが切れた時点でビデオ・アシスタント・レフェリーによるチェックが入る。しかし改めてノーファールであることが告げられ、ロシア大観衆は大ブーイング。

しかし24分、ロシアに待望の先制ゴールが生まれる。左サイドからのクロスを受けたアレクサンドル・エロヒンはシュートを空振りしてしまうが、即座に右にいたアレクサンドル・サメドフへラストパス。これをサメドフがダイレクトでシュートし、これがゴール左隅へ突き刺さった。対峙するディフェンダーの股間を抜くシュートだっただめ、メキシコキーパーのオチョアも意表を突かれた格好となった。

歓喜に沸いたスタジアムだったが、わずか5分後静寂にかわる。30分、メキシコはエクトル・エレーラのロングパスを、ゴール前にいたネストル・アラウホがヘッドで巧みに合わせて同点とする。

さらには後半立ち上がり早々、またしてもエクトル・エレーラのロングパスからメキシコにゴールが生まれる。エレーラが自陣から大きく蹴ったロングパスに、イルビング・ロサノが飛び出してきた相手キーパーのアキンフェエフと交錯しながら頭で合わせる。これが無人のロシアゴールに吸い込まれて、メキシコが逆転。

68分にはこの日再三チャンスメイクしていたユーリ・ジルコフが二枚目の警告を受けて退場してしまい、ロシアは万事休す。終盤のイーゴリ・スモルニコフのシュートも、空しく枠の外を飛んでいった。

結局、ロシアはメキシコからゴールを奪うことができず、1-2で敗れてしまった。この結果、メキシコがグループ2位で決勝トーナメントへ進出し、ワールドカップの開催国としてなんとか意地を見せたかったロシアは、グループ3位で敗退となった。
メキシコは準決勝でグループB首位のチームと相まみえる。

アジア王者とアフリカ王者の一戦は痛み分け グループ突破へわずかに希望残す

・是が非でも勝ち点3が欲しい両者
22日、コンフェレデレーションズカップのグループリーグ第二節が行われ、サンクトペテルブルクでアジア王者のオーストラリアとアフリカ王者のカメルーンが激突した。第一戦、オーストラリアはドイツに2-3と、カメルーンはチリに0-2とそれぞれ敗れており、グループリーグ突破に向けてこの日の試合は是が非でも勝ち点3を持ち帰りたい両チームの対戦だ。

オーストラリアは前節から数人メンバーを入れ替え、10番のロビー・クルーズに加え、ドイツ戦で得点したユーリッチ、ロギッチらが先発に名を連ねる。一方のカメルーンは、チリ戦から一人もメンバーを変更せず、エースのアブバカル、ムカンジョをはじめチリ戦で幾度となくドリブル突破を見せたバソゴグらが先発出場

ゲームは前半終了間際に動く。カメルーンは、自陣からミシェル・ンガドゥ・ンガジュイが前線へロングボールを送り、アンドレ・フランク・ザンボがこのボールに反応。やや前へ飛び出していた相手キーパーのライアンの頭上を越えるループシュートで、カメルーンが待望の先制ゴールを奪取。

逆転するためには、後半立ち上がりにゴールが欲しいオーストラリアだが、その願いは現実となる。59分、アレックス・ガーズバックがペナルティエリア内で相手ディフェンダーに倒され、ビデオ・アシスタント・レフェリーの介入もあってオーストラリアにペナルティキックが与えられる。これをキャプテンのマーク・ミリガンが冷静に決めて1-1。

勢いそのままに勝ち越しといきたいオーストラリアは69分にこの日ほとんどチャンスメイクできなかったユーリッチを下げて、空中戦に強いティム・ケーヒルを投入。しかし、終盤はカメルーンが終始ボールを保持する展開となり、オーストラリアは防戦一方となる。

だが、カメルーンはエースのアブバカルが再三訪れるチャンスをなかなかものにすることができない。

後半アディショナルタイム、オーストラリアは途中出場のアーヴァインが左サイドのクロスに飛び込むも、わずかにタイミングが合わなかった。結局、勝ち点3が欲しかった両者の一戦は、1-1のドローに終わった。

両者ともにわずかながらグループリーグ突破への望みをつないだ格好となったが、この試合の後に行われたチリとドイツの試合がドローとなったため、グループ突破はより険しいミッションとなってしまった。最終節、オーストラリアはチリと、カメルーンはドイツとそれぞれ対戦する。

今大会最注目の一戦は痛み分けに 世界王者ドイツ×南米王者チリが激突!

・今大会最注目のビッグマッチ
ロシアで開催されているコンフェレデレーションズカップは22日、グループリーグ第二節の2試合目を行った。この日は、ワールドカップ覇者のドイツ代表と、コパ・アメリカ覇者のチリ代表という今大会最注目のカードが行われ、このビッグマッチを一目見ようと集まったロシアサポーターでカザン・アリーナはほとんど満員の状態となった。

この試合の前に行われたカメルーン対オーストラリアの一戦がドローに終わったため、この試合で勝利したチームはグループリーグ突破が確定する。
若手主体のドイツ代表は、オーストラリア戦から4人メンバーを変更してきた。GKにバルセロナで主力のテア・シュテーゲン、オフェンスにリバプールのエムレ・カンを起用。前節ゴールを挙げたドラクスラー、シュティンドル、ゴレツカも揃って先発。
一方のチリは、足首の状態が芳しくないアレクシス・サンチェスを起用する等、ベストメンバーを揃えてきた。

・サンチェスの電光石火の一撃で幕を開ける
試合は開始早々に動く。前半5分、チリのアレクシス・サンチェスがビダルとのワンツーでペナルティエリア内左に侵入。そのまま左足でニアに突き刺して先制ゴール。前節途中出場で2ゴール演出した頼れる男がこの日も火を噴いた。

チリに主導権を握られ攻めあぐねていたドイツはほとんどチャンスメイクすることができず、1-0のまま前半を折り返すように思われた。しかし、40分に値千金の同点ゴールが生まれる。ドイツはエムレ・カンのスルーパスに反応したヨナス・ヘクターが、左サイドからエリア内へクロス。これをシュティンドルが押しこんで同点とする。

後半に入ってからもチリが猛攻を仕掛けるが、ムスタフィ率いるドイツの守備陣はこれ以上の失点を許さない。ドイツは後半に入ってほとんど見せ場が無く、唯一のチャンスであった27分のシュティンドルのシュートも相手キーパーのエレーラのセーブに遭う。終盤こそドイツがポゼッションを高めたが、結局1-1のまま試合はタイムアップ。後半は、ある種両者が「引き分けで御の字」と判断したような、見せ場の少ない展開となった。

これでそれぞれの勝ち点は4となり、グループリーグ突破を確定させることはできなかったが、最終節での突破に大きく近づいた。次節、ドイツはソチでカメルーンと、チリはモスクワでオーストラリアとそれぞれ対戦する。