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豪州がシリアとのプレーオフで勝利逃す…【W杯アジアプレーオフ】

・W杯アジアプレーオフの行方は…
現地時間5日、ロシアワールドカップアジア地区予選プレーオフ第一戦が行われ、アジア最終予選で各グループ3位だったオーストラリア代表とシリア代表の両者が激突した。

第一戦は、中立地であるマレーシアでシリアホーム扱いとして行われた。2006年ドイツ大会、2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会に続いて4大会連続でのワールドカップ出場を目指すオーストラリア代表は、先発メンバーにルツェルンのトミー・ジュリッチ、ヘルタ・ベルリンで日本代表原口元気とポジションを争うマシュー・レッキー、シェフィールドのアーロン・ムーイ等を起用した。

先手を奪ったのはアウェーのオーストラリアだった。前半39分、レッキーガ右サイドから切り崩してペナルティエリア内へ入れたボールを、チームの10番ロビー・クルーズが受けると思い切りよくシュート。これがシリアゴールに吸い込まれてオーストラリアが大きな価値のあるアウェーゴールを奪取する。尚、クルーズは代表戦において2015年1月以来の得点となった。

オーストラリア代表はその後も攻勢に試合を進める。しかしながら、ジュリッチのシュートがクロスバーに跳ね返される等、最終予選最終節のタイ戦の二の舞のように運に見放されなかなか追加点を奪えない。

チャンスの数では圧倒していたものの、得点が決められない時間帯が続くオーストラリアに、後半40分悪魔が訪れる。レッキーがペナルティエリア内でシリアフォワードのオマル・アル・ソーマを倒してしまい、土壇場でシリアにペナルティキックが与えられた。非常にきわどい判定によるPKだったが、シリアのキッカー、アル・ソーマがこの千載一遇のチャンスをしっかりものにし、同点に追いついた。

結局このまま試合は終了し、シリアホームの第一戦は1-1という結果になった。オーストラリアとしては、貴重なアウェーゴールを決めたものの、気持ちよく勝利を手にしてシドニーでの戦いに備えたかったことだろう。第二戦はスコアレスドローでも突破が決まるサッカルーズだが、はたして北中米カリブ海4位との大陸間プレーオフへの出場権を得ることはできるだろうか…。第二戦は10月10日にオーストラリアホームシドニーで開催される。


誰が勝つのか!?
誰が勝つのか!?

アジア予選プレーオフ 豪州と対戦するシリアはホームで試合できず?

・初戦はマレーシアで開催
ロシアワールドカップアジア予選プレーオフのオーストラリア代表対シリア代表の一戦は、10月5日と10日にホームアンドアウェーで行われる。レギュレーションに沿えば、第1戦はシリアのホームで開催されることになるが、国内の政情不安によって第3国のマレーシアで開催されることとなった。

IS等による深刻な政情不安が続くシリア。最終予選でも、シリアホーム扱いの試合をマレーシア、マカオといった中立地で開催する等大きなハンデを背負ってきた代表チーム。アジア5番手の資格をかけたオーストラリア代表とのプレーオフでも、かねてから自国開催が難しいとされていて、ヨルダン、アラブ首長国連邦、カタール、マレーシアといった国が中立開催地候補としてあがっていた。

オーストラリアホームで行われる第2戦が、第1戦から中4日で行われるという過密日程であることと、南半球に位置するオーストラリアと西アジアの地理的な移動距離といった要因も、今回の中立地選びで考慮されたようだ。

また、オーストラリア代表指揮官であるアンジェ・ポステコグルーが、「宿泊することができる施設と、トレーニングできる施設は絶対に完備しておいてほしい」という注文をシリアサッカー協会へあらかじめ提示していたようで、そうしたことも加味された結果マレーシアマラッカ、ハング・ジェイバット・スタジアムで第1戦を開催することを決定したようだ。

・シリアにとってはアンフェアな結果に…
これは、オーストラリア側の要望に非常に真面目にシリア協会が答えた格好となるが、実はシリア代表チームにとって大きな負担がのしかかることとなってしまった。オーストラリア代表チームの移動距離は、トータルで4700km程度になるのに対し、シリアはその2倍以上となる9750kmという緒距離フライトを強いられることとなるのだ。

ワールドカップ常連国であるサッカルーズとの対戦は、ただでさえ戦力的に大きく劣るシリアにとって非常に困難なものになるが、タフな日程にこの長時間フライトが決定したシリア代表チームは今頃頭を抱えているに違いない。

マラッカ、メルボルンでの2試合トータルスコアで上回ったチームは、アジア第5代表となり、北中米カリブ海予選4位のチームとの対戦権を得ることになる。この大陸間プレーオフで勝利してはじめて、ロシアへの切符を手にすることとなる。