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コンフェレデレーションズカップ決勝戦の結果は…?世界王者VS南米王者

・世界王者VS南米王者
ロシアで開催されているコンフェレデレーションズカップは2日決勝戦が行われ、ドイツ代表とチリ代表が対戦した。ワールドカップチャンピオンのドイツと、コパアメリカチャンピオンのチリの初優勝をかけた一戦は、アレクシス・サンチェスやアルトゥーロ・ビダルといったビッグネームを引っ提げたチリが試合序盤から猛威を振るう。

まずは開始2分、アランギスがペナルティエリア左に抜け出すもこれはリュディガーのブロックにあう。このこぼれ球にビダルがダイレクトシュートで合わせるが、今度はドイツ守護神のテア・シュテーゲンのビッグセーブに阻まれる。

チリはその後も電光石火のごとくアレクシス・サンチェス、エドゥアルド・バルガスらがドイツゴールを脅かすも、なかなか先制ゴールが奪えない。

圧倒的にゲームを支配していたチリだったが、一つの凡ミスで試合の流れを一変させてしまう。最終ラインでボールをキープしていたマルセロ・ディアスがティモ・ヴェルナーにボールを奪われ、そのままエリア内へ侵入を許す。最後はGKブラボの目の前でフリーだったシュティンドルに横パスを出され、これを無人のゴールに決められてしまい、ドイツに値千金の先制ゴールを奪われた。

ドイツにとっては、序盤のチリの猛攻に忍耐強く耐え忍んだあとのファーストチャンスだっただけに、精神的にもあまりに大きすぎる先制ゴールとなった。その後ドイツも気持ちに余裕が生まれたのか、ゴレツカ、シュティンドル、ドラクスラー、ヴェルナーらがチリゴールに迫る。しかし前半のうちに追加点は奪えなかった。

後半に入ると、やはりチリが試合の主導権を握り返し、試合終盤にバルガス、サンチェス、ビダルらにたびたび決定機が訪れる。しかし、テアシュテーゲンの好セーブもあってなかなか同点ゴールを奪うことができない。試合終了間際のアレクシス・サンチェスの枠を捉えたフリーキックも、テアシュテーゲンに弾きだされてしまった。

終盤は完全にドイツが防戦一方の展開となったが、最後まで失点を許さなかった。結果、ドイツがチリに1-0と勝利し、コンフェレデレーションズカップ初優勝に輝いた。ドイツは今大会若手主体のチーム編成だったにもかかわらず、ワールドカップ王者の貫録、選手層の厚さを見せつけた格好だ。今回の「2軍ドイツ」の躍進は、他の強豪国に少なくない脅威を与えることになっただろう。

勝敗の鍵は「スタミナ」?コンフェデレーションズカップを制覇するのはチリかドイツか

・明日コンフェデレーションズカップ決勝戦
ロシアで開催中のコンフェデレーションズカップは明日決勝戦を迎える。勝ち残ったのは南米王者のチリとワールドカップ王者のドイツ。決勝戦の前に、両者の今大会の歩み、決勝戦の見どころをおさらいしてみよう。

まずはチリ。今大会ホルヘ・バルディビアこそ不在だが、アタッカーにエドゥアルド・バルガス、アレクシス・サンチェス、中盤にアルトゥーロ・ビダル、アランギス、最終ラインにはギャリー・メデル、ハラ、守護神にクラウディオ・ブラボとベストメンバーを揃えた今大会のチリ。昨年のコパの決勝アルゼンチン戦と同じように、準決勝ではヨーロッパ王者のポルトガルを相手にPK戦で堂々勝利した。

ただ、過密日程でここまで選手の入れ替えもほとんどできていないチリは、試合を積むごとに疲労の色が顕著に出ている。主力選手の平均年齢が高齢になってきていることも相まっているだろう。グループリーグ最終戦のオーストラリア戦でも、チームの真骨頂であったはずのハードワークの部分であからさまに相手に引けを取っていた。

決勝戦でどれだけの力が残っているのかは未知数だが、オーストラリア戦のような試合の入り方をすると、間違いなくドイツの餌食になるだろう。

今大会、ワールドカップの優勝メンバーであるエジルやミュラー、クロース、ノイアーといった主力を一切招集せず、若手育成、新戦力発掘に重点をおいたドイツ。

それでも、ベルナー、ゴレツカといった新戦力の躍動で決勝戦まで勝ち進んできた。レーブ監督はメンバー構成も試合毎に細かく変え、疲労もチームで分散させ、盤石の戦いぶりでここまで来た。誰が試合に出ても一定のレベルを損なうことなく、訪れたチャンスを確実にものにする。これで事実上2.5軍というのだから、本当に恐ろしい。チームキャプテンを務めるパリ・サンジェルマンのユリアン・ドラクスラー自身も、「正直ここまで勝ち上がれるとは思ていなかった」と語るほどだ。

決勝戦は、テクニックのドイツ、ハードワークのチリといった構図になるが、チリがどれだけハードワークできるか、スタミナが残っているかによって試合の展開は大きく変わるだろう。グループリーグでは1-1の痛み分けに終わった両者だが、はたしてどちらのチームに軍配が上がるのか。どちらが勝利しても、同大会初優勝となる。

欧州王者ドイツ対アフリカ王者カメルーンの一戦は一方的な展開に

・ドイツ相手に勝利が絶対条件のカメルーン
コンフェレデレーションズカップは25日、グループBの最終節が行われ、ヨーロッパ王者のドイツとアフリカ王者のカメルーンが激突した。

ここまでの2試合で勝ち点4を積み上げたドイツは、この試合ドローでも決勝トーナメントへ進出。一方勝ち点1のカメルーンはグループリーグ突破に向けて勝利が絶対条件となる。

ドイツは3日前のチリ戦から先発メンバーを4人変更し、ケレム・デミルバイ、ティモ・ベルナー、マルビン・プラッテンハルト、アントニオ・リュディガー等が名を連ねた。カメルーンは、相変わらずメンバーが固定されており、これまでの2試合と同じイレブンをピッチに送り出す。

グループ突破に向けて是が非でも先取点が欲しいカメルーンは、序盤こそ持ち前の身体能力でドイツゴールを脅かすも、次第にゲームに慣れてきたドイツが主導権を握りはじめる。
前半20分、キャプテンマークをつけるユリアン・ドラクスラーのパスを受けたエ
ムレ・ジャンが右足を振りぬくも、惜しくもゴールマウスを捉えられず。その3分後には、プラッテンハルトが上げた左からのクロスにジョシュア・キミッヒが頭で合わせるが、これもわずかにゴール右にそれる。

スコアレスで迎えた後半だったが、開始早々にドイツが先制ゴールを奪う。3分、ドラクスラーの巧みな股抜きパスを受けた10番のデミルバイが、ペナルテイエリア手前から豪快に右足シュート。これがゴール右隅に決まった。

さらにカメルーンに追い打ち。後半17分のエルネスト・マブカの危険なファールがビデオ・アシスタント・レフェリーの対象となり、この判定によってレッドカードを受け退場となった。
その後も試合巧者のドイツはギアを緩めることなく攻め続け、ベルナーが追加点を奪う。33分にはカメルーンエースのアブバカルに1点を返されるも、その3分後にまたしてもベルナーがゴールを奪って再びリードを広げる。

試合はこのままタイムアップし、ドイツがカメルーン相手に3-1と勝利した。尚、この日2得点を挙げる活躍を見せたティモ・ベルナーがマンオブザマッチに輝いた。

この結果、ドイツがグループリーグ首位で決勝トーナメント進出、カメルーンは勝ち点1で最下位となってしまった。ドイツは準決勝でグループA2位の北中米カリブ海王者メキシコと対戦する。

若手主体のドイツがアジア王者オーストラリアを一蹴!ドラグスラーの個人技光る

・壮絶な打ち合いとなった世界王者×アジア王者
コンフェデレーションズカップは19日3日目を迎え、グループBのオーストラリア×ドイツの試合が行われた。このアジア王者のオーストラリアとワールドカップ王者ドイツの試合は、壮絶な打ち合いとなる。

オーストラリアはマッシモ・ルオンゴやマシュー・レッキー、横浜F・マリノスのミロシュ・デゲネクらが先発に名を連ねる。一方今大会新戦力発掘に重きを置き、若手中心で大会に挑むドイツ代表は、ユリアン・ドラグスラーをキャプテンとし、サンドロ・ヴァーグナーやラース・シュティンドル、ケルンで大迫勇也の同僚ヨナス・ヘクターといった選手が先発。

試合は開始早々に動く。前半4分シュティンドルがユリアン・ブラントからのラストパスを冷静に右足でダイレクトシュートし、これが右隅に決まる。幸先よく先取点を奪ったドイツは、その後もシュティンドル、ドラグスラーらがオーストラリア守備陣を巧みな個人技で切り裂いていく。

ドイツの猛攻を耐え忍ぶオーストラリア、という一方的な展開になるが、前半のうちにオーストラリアが試合を振り出しに戻す。40分、直近ワールドカップ予選のサウジアラビア戦でもゴールを決めていたロギッチがミドルシュートを決めて1-1。

しかし後半立ち上がり、ドイツに追加点を許す。キミッヒの浮き球スルーパスに反応したゴレツカが右足でシュートを決めてドイツが3-1とする。
それでもオーストラリアは56分、ユリッチの得点で3-2と迫る。こぼれ球に反応したユリッチのハンドが疑われたこのゴールだが、ビデオ・アシスタント・レフェリーの判定によってゴールは正式に認められた。

その後は両者一進一退の攻防となり、75分にはティモ・ヴェルナーがペナルティエリア内で相手をかわしてシュートを打つも、左ポストに直撃。一点が欲しいオーストラリアは86分にユリッチに代えてティム・ケーヒルを投入するも、そのままスコアを動かすことができず、結果3-2で若手主体のドイツがオーストラリアを退けるという結果になった。

ドイツはほとんどのメンバーがワールドカップ予選のキャップ数が1~2試合という顔ぶれだったが、キャプテンを任されたドラグスラー(キャップ数30)の個人技はとくに異彩を放っていた。彼のドリブル、正確無比なパスの対応には、次節対戦の南米王者チリでさえも苦戦必至だろう。