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どちらが勝っても初優勝のU-20W杯ファイナル【イングランドは優勝でもボーナス無し?】

・注目のU-20ワールドカップ決勝戦
現在韓国で開催されている20歳以下のワールドカップ、「U-20ワールドカップ」。大会はクライマックスとなっており、残すはイングランドとベネズエラによる決勝戦のみとなった。この試合、イングランドは仮に勝利して優勝をしたとしても、選手たちには一切「優勝ボーナス」は支払われないんだとか。イギリス紙「デイリー・メール」が、イングランド選手たちは1ポンドも受け取る予定がないということを伝えているのだ。

韓国、日本、イタリア、ウルグアイ等24チームが参加した大会だが、ベスト16で日本とも対戦したベネズエラが躍進を遂げている。準々決勝ではアメリカを、準決勝では南米のライバルウルグアイを退けて、既に、同国史上初となるFIFAの国際大会における決勝進出という偉業を成し遂げている。

対戦相手となるイングランドも、U-20ワールドカップでの決勝進出は、ワールドユース時代にさかのぼってもこれまでに無い。仮にベネズエラを下せば、1966年のワールドカップ以来51年ぶりの世界大会でのタイトル獲得ということになる。クラブチームからの選手の拘束権が無いU-20ワールドカップは、ヨーロッパにおいてさほど重要視されるコンペティションではないものの、ファイナルまで進んだチームに今ようやく国民の関心が集まっている。

・イングランド選手は一切ボーナスを受け取らない?
しかし、前述の通り、選手たちは優勝ボーナスを受け取る予定が無いため、この決勝戦は純粋にサッカーの母国としての名誉をかけた試合にすぎないのだ。
もともと国際サッカー連盟の規定上、A代表の国際大会でない場合、優勝チームや出場チームに賞金が支払われることはないのだが、イングランドの場合、この年代の代表チームは出場給やその他結果に応じたボーナスといった類のものは協会から一切支払われないというのだから驚きだ。

つまり、若い世代の選手たちには「マネー」がなかろうと無条件に闘志をみなぎらせてほしいということだろう。無論、国として歴史的快挙を成し遂げるために、イングランド代表は並々ならぬモチベーションを持ってしてベネズエラとの決勝戦に挑んでくるはずだ。

昨年のU-19EUROでは苦汁を飲んでいるため、「今回こそは」という気持ちも一入だろう。今大会4ゴールを決めているチームのエースドミニク・ソランケも、「去年の苦い経験はもう繰り返したくない。あの気持ちがあるからこそ、今回は絶対に勝ちたいという思いが強い」と闘志をみなぎらせた。

注目の決勝戦イングランド×ベネズエラは現地時間11日に行われる。

2カテゴリー上の世界を相手に才能の一端を見せた久保建英の今後は…?

・「東京五輪?いやいやA代表ですよ」
U-20ワールドカップ韓国大会の決勝トーナメント1回戦でベネズエラに敗れ敗退した日本代表。代表を率いた内山監督は、報道陣から最年少選出となった久保の今後について聞かれ、このように語った。

「狙うは東京五輪の代表ではない、あくまでA代表ですよ。3年後はA代表に飛び級しちゃってもいい。そういう可能性を考えながら我々もやっていく必要がある。」
あくまで、東京五輪ではなくA代表で活躍できるように支えていかなければいけないということを語りました。

久保は今大会、初戦となる南アフリカ戦では堂安の決勝ゴールを華麗にアシストし、続くウルグアイ戦では負傷交代となった小川に替わって臆することなく果敢に攻め、敵陣に脅威を与え続けた。確固たる結果を出したわけではないが、才能の一端は確実に見せた。
ドリブルを仕掛けようとしてロスとしてしまうシーンもあったが、それに対しても内山監督は、「そもそも奪われてもなんとかなるところでしか仕掛けていない。判断ミスでボールを奪われることはほとんどない。この世代でも十分やれていたし、呼んだことに後悔も全くない」と言いきっています。

・A代表も視野に活動
西野技術委員長によると、今後は10月に開催されるU-17ワールドカップに出場するべく照準を合わせる予定の久保。7月のU-23アジア選手権1次予選での招集にも期待がかかりますが、内山監督は可能性があることを示唆しています。「18歳でA代表の試合に出ている選手はごまんといる、この辺りは、ハリルホジッチ監督とも話し合いたい」と話した。

今大会、2カテゴリーも上の世界を相手に底知れぬ潜在能力を発揮した久保選手ですが、東京オリンピックどころか、A代表での活躍に期待を抱かずにはいられません。日本代表の国際Aマッチ最年少出場記録の17歳と322日を更新してもなんら不思議ではありません。

個人的には、久保選手は今大会スキル、センスは然ることながら、判断力や適応力でも高い能力を示したなという印象。さすがはカンテラ出身ということで、あたまもキレるなと感じました。理想としては、2020年の東京オリンピック時にはバルセロナに帰っていて、クラブから拘束を許可されないというシチュエーションが最高なのではないでしょうか?